この記事がオススメな人
- 「最近なんだか気分が優れない」
- 「明日のことを考えるだけで夜も眠れない」
- 「毎日が辛く、これ以上仕事を続けるのは限界」
上司や同僚との人間関係、厳しいノルマなど、普段仕事をしている中でストレスを感じる場面はたくさんあるのではないでしょうか。
そんな誰でも感じる仕事中のストレス。
何の対処もしないまま働き続けた結果、限界を超えてしまい「体調を崩す」「病気になる」ことも少なくありません。
そこでこの記事では、仕事のストレスの限界について次の内容を解説していきます。
この記事でわかること
- ストレスの限界が来てしまう原因
- ストレスを溜めてしまいがちな人の特徴
- 限界が来ているときに体からのSOSサイン
- ストレスへの対処法
- 限界が来たときにやってはいけない行動
- ストレスの限界で退職する際の注意点
目次
仕事のストレスで限界が来てしまう4つの原因
日々、仕事をする中でストレスを溜めてしまう原因としては次の4つが挙げられます。
- キャパを超えた仕事量
- 仕事で結果が出せていない
- 人間関係がうまくいっていない
- 労働環境も悪い
キャパを超えた仕事量
人手不足など理由からキャパを超えた仕事をこなしていれば、それがストレスの原因になることも多いです。
無理を続けることでイージーミスも増え、上司や同僚から急かされれば、さらにストレスがかかる悪循環に陥るので注意しましょう。
仕事で結果が出せていない
どんなに努力していても仕事で結果を出せない状況が続いていれば、プレッシャーになっていきます。
同期の出世や給料アップのタイミングでも「自分だけが置いていかれる、、、」と感じれば、自分を責め強いストレスの原因につながってしまいます。
人間関係がうまくいっていない
「上司が嫌い」「パワハラやセクハラを受けている」など職場内の人間関係に悩んでいる人もいるでしょう。
そういった環境で働き続けていれば、その影響は体や心にどんどん蓄積させれていきます。
また特別な問題を浮かばなくても、「悩みを話せる同僚がいない」といった些細なことが理由になっているケースもあるので注意が必要です。
労働環境も悪い
サービス残業や長時間労働といった「なぜこんなに働いているの?」と感じるような状況もストレスの原因になります。
最近は何かと『働き方改革』という言葉を聞く機会も増えましたが、労働環境が悪い会社はまだまだ存在しています。
そしてそうした会社は経済面でも労働環境がすぐに良くなることはありません。
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ストレスをタメがちな人の特徴
ストレスを感じる原因は人によって違います。
しかし、ストレスを溜めがちになってしまう人には共通点があります。
その特徴が次の3つです。
- 責任感が強すぎる
- 周りに気を使いすぎる
- 向上心が強い
責任感が強すぎる
真面目で責任感のある人は完璧主義なことも多いです。
そうなると「ルールや手順をしっかりと守る」「すぐに周りを頼らず自分ひとりでやる」などで、知らない間に自分を追い込んでしまっているでしょう。
また真面目なゆえに他人の雑な部分も認められず、メンタルにダメージを受けることもあります。
周りに気を使いすぎる
上司や同僚に気を使いすぎる方もストレスを感じすぎる傾向にあります。
こういった人はまだ仕事が終わっていない場合でも、自然と周りの手伝いまでしてしまい自分の負担を増やしてしまいます。
「ミスをしてはいけない」「他人に迷惑をかけてはいけない」といった気持ちから助けも呼べず、さらにプレッシャーになるケースも少なくありません。
向上心が強い
成長意欲の強い人も、度合いによってはストレスを受けすぎる原因になります。
「努力家」「頑張り屋」「負けず嫌い」
こういった性格は『仕事をする上でも大切な要素の一つ』と言えるかもしれません。
ところが限界を知らずにただ突き進んでいくことは「あなたの心身のストレスを増やすだけ」になることは覚えておきましょう。
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「なぜ?」ストレスが限界にくるまで気づかない理由
「病気になって初めて気づいた、、、」
仕事のストレスが原因でうつ病や急性胃腸炎、自律神経失調症など様々な病気にかかってしまう方もいます。
しかしその中には、病気になったことで初めて自分の状況に気づくケースも意外に多いです。
その理由として考えられるのが、『みんなも辛いから』とついつい自分の周囲を比べてしまうためです。
見た目や性格が違うのと同じく、ストレスの感じ方や耐性も人によってかなり違います。
『周りと比べることが必要な場面もありますが、「すべて同じようにこなしていくのは無謀」だということも覚えておきましょう。』
「仕事のストレスから限界が近い」体から出るSOSサイン
仕事のストレスであなたの体が限界に近づいていると色々なSOSサインが出ていることがあります。
今回はその中でも【肉体面】【精神面】【生活面】の3つから現れるSOSサインについてご紹介していきます。
肉体面での5つのサイン
①眠れない
- 「ベッドや布団に入っても眠れない」
- 「緊張して朝まで眠れなかった」
「眠れない」というのはストレスで体から出るSOSサインの中でも最も代表的なものです。
仕事のプレッシャーや緊張から「前の日は一睡もできなかった」といった経験をしたことがある人は多いでしょう。
しかし、その状態が日常的に続くようだと注意が必要になってきます。
②疲れが取れない
- 「朝起きても疲れが取れていない」
- 「日中もだるさが続いている」
「寝たはずなのに次の日になっても疲れている」のは、しっかりと睡眠が取れていないサインと言えます。
これは繁忙期など、一時的に忙しい時期にはありがちな症状です。
ただ、ずっと症状が続くなら睡眠障害などの何らかの病気が隠れているかもしれません。
③吐き気・胃もたれがする
- 「仕事の日は朝から吐き気がする」
- 「最近胃もたれが何日続く」
吐き気や胃もたれの症状も緊張からくるストレスサインです。
重要なプレゼンや会議など特別な日に出るのはめずらしくありません。
しかし常に症状に悩まされているのであれば、今の環境を変えないとさらに悪化する可能性もあります。
④頭痛・肩こりがひどい
- 「頭痛がひどくて集中ができない」
- 「一日中パソコン作業で肩こりが辛い」
パソコンを使った作業や人間関係のストレスが溜まると肩こりや頭痛がひどくなることがあります。
吐き気などと同じく、この症状も自律神経の乱れからくることが多いです。
適度な運動や趣味の時間を作るなど、ストレスを溜めすぎないことが大切です。
⑤体重が急激に増える・減る
- 「最近甘いものばかり食べている」
- 「ダイエットしていないのに体重が減った」
強いストレスを受けている場合には過食や拒食になる方も多く、「体重の増減が激しい」というのも良くあるケースです。
外見に変化が出るため、家族や同僚など周囲からも分かりやすいのが特徴です。
特に短い期間で体重に変化がある場合には病気が隠れている可能性もあるのでご注意ください。
精神面での4つのサイン
①怒りや悲しみを抑えられない
- 「イライラすることが多い」
- 「突然デスクで泣いてしまった」
ストレスが限界に近づくと感情がコントロールできなくなることも多いです。
怒りや悲しみ以外にも、人によっては「笑わなくなった」という症状が出ることもあります。
放っておくとうつ病や適応障害になるケースもあるので、気になる場合は一度病院を受診してみるのも良いでしょう。
②趣味に興味・関心がなくなった
- 「休日はスポーツを見ていたのに、、、」
- 「友達と出かけなくなった」
これまで興味のあった趣味に関心がなくなったり、楽しめなくなった場合は強いストレスがかかっている状態です。
この場合は軽いうつ状態の可能性も高いので、心療内科で診てもらうことをオススメします。
③集中力・記憶力が低下している
- 「仕事に集中できない」
- 「新しいことが覚えられない」
過度なストレスが原因で集中力や記憶力が低下することもあります。
一時的にこうした症状が出ることはめずらしくありません。
ですが、それが続くようなら「有給を使って休む」「休職する」といった選択肢も必要になってきます。
④孤独感を感じることが多い
- 「悩みを家族に話す気になれない」
- 「常に1人でいる感じがする」
疲れすぎで気持ちが限界に近づくと、マイナス思考に陥りがちになります。
こうした抑うつ感が数日〜2週間ほど続くような場合もうつ病などの可能性があるので、早めに医師に診てもらうと良いでしょう。
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生活面での3つのサイン
①睡眠・食生活のパターンの変化
- 「夜中に何回も起きてしまう」
- 「食事する時間が不規則」
仕事が忙しすぎると睡眠や食生活のパターンも乱れがちになります。
その疲れを取るために「1日中寝てしまったり」「食べ過ぎてしまったり」が続く方向へいくと、体にさらなる負担がかかることもあるので注意が必要です。
②身だしなみを気にしなくなった
- 「昨日と同じ服で出勤してしまった」
- 「服が好きだったのに新しい服を買わなくなった」
社会人のマナーとも言える身だしなみに気を使えなくなるのも危険なサインです。
この状態は家族や友人といった、会社以外の親しい人からも気付きやすいため、指摘された際には気を付けてみてください。
③仕事のミスが増えている
- 「上司からよくミスを指摘されるようになった」
- 「最近簡単なミスが増えている」
これまではしっかりとこなしていた業務に急にミスが増え出したら、それはストレスの限界の証拠かもしれません。
毎日のように強いストレスを感じていれば、集中力が落ち簡単なミスが増えてしまうことはよくあります。
ですがミスが増えることで自信を失ってしまい、症状がさらに悪化する可能性もあるので、気になる場合は診察を受けるのも良いでしょう。
仕事のストレスで限界がきた時の6つの解決法
ストレスで体が限界に近い場合、何も対処しなければさらに悪化してしまう恐れもあります。
しかし解決方法を知っておけば対処もできますし、限界にくる前にストレスを減らすことも可能です。
その方法が次の6つです。
- 気分転換をする
- ストレスの原因を見つけておく
- 誰かに話を聞いてもらう
- 休みをとる
- 病院で診察を受ける
- 退職・転職する
気分転換をする
「まだストレスの限界まではいっていない」という方は、まずは気分転換することから始めてみるのをオススメします。
映画・音楽鑑賞や読書、スポーツなどご自身の興味があることで日頃のストレスを解消しましょう。
その際も家族や友人を誘って一緒に楽しむのも良い方法です。
『仕事に影響が出るほど疲れるようなものは避けるほうが良いでしょう。』
ストレスの原因を見つけておく
「あなたが何にストレスを感じるのか?」を整理してみるのも良い対処法の一つです。
例えば
「誰にストレスを感じるのか?」
「どんな時にストレスを感じるのか?」
「それを改善するためにはどうすれば良いのか?」
こういったことをまとめてみましょう。
『頭の中で考えるだけでなく紙に書きだすことで、より実感も湧いてくるはずです。』
誰かに話を聞いてもらう
家族や友人、上司など信頼できる身近な人に悩みや話を聞いてもらうのもおすすめです。
何か直接的なアドバイスをもらえなくても、話を聞いてもらうだけでも気分が落ち着くこともあります。
上司に相談する場合には、部署異動やチーム変更などより具体的な提案をしてくれる可能性もあるでしょう。
休みをとる
仕事に影響するほど体調が悪いなら休職することも考えた方が良いでしょう。
働き詰めの毎日では身体も心にも限界がきて当然です。
『ストレスの原因から距離を取れば回復も早くなります。』
病院で診察を受ける
「体からのSOSサイン」の部分で紹介したような限界が近いサインが出ていれば病院で診察を受けることをオススメします。
特にメンタル面で不安があるようなら、うつ病などが発症する前の段階で受診することも大切です。
こうしたクリニックでは医師の診察だけでなく、カウンセリングも受けられます。
周りに相談できる人がいない場合には、仕事の悩みや不安などをカウンセラーの方に聞いてもらうだけでもかなり気持ちが楽になるはずです。
退職・転職する
ストレスの原因が自分の力では解決が難しい場合は、退職や転職することを考えましょう。
無理を続けて病気になってしまえば、完全に回復するまで長い期間が必要なケースも多いです。
そうなる前に会社を辞め労働環境が整った新しい職場で働くというのも立派な選択です。
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仕事のストレスで限界になった時にしてはいけない3つのNG行動
いくら仕事のストレスで限界になっていたとしても、絶対にしない方が良い行動も存在します。
万が一こうした行動をしてしまえば、今だけでなく将来にも影響する可能性もあるので注意しましょう。
- 無理をして働き続ける
- 同僚に不満や文句を言いまくる
- 無断欠勤やバックレをしてしまう
無理をして働き続ける
かなりのストレスを抱えている状態で、そのまま無理を続けるのは危険です。
その無理の影響で体調を崩してしまえば、休職や退職することになる恐れもあります。
特に過度なストレスはうつ病の原因としても知られています。
うつ病になってしまうと数ヶ月〜数年間を治療にあてる必要があるので、あなたの未来にもかなりの影響をあたえてしまいます。
『「何をしても楽しくない」「最近やる気が出ない」などの症状がある方は、休暇を取るかメンタルクリニックを受診することをオススメします。』
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同僚に不満や文句を言いまくる
ストレスの限界に達していても、同僚に不満や文句を言うのは避けた方が良いでしょう。
上司や会社の悪口・陰口は言っている瞬間はストレスが発散された感覚になります。
しかし、それを聞いている同僚からはあなたに不信感を抱くきっかけになることもあります。
『不満や文句を一切言わない』なんてことは人間には不可能です。
そうした不満などを我慢できない時には、なるべく家族や親しい友人に聞いてもらう方が良いかもしれません。
無断欠勤やバックレをしてしまう
「もう無理!」という状態でも、無断欠勤やバックレは絶対にダメです。
まずどちらも社会人としてNGな行動なのはもちろんですが、特にバックレはデメリットしかありません。
例えば
- 減給や給料が支払われない
- 会社から保証人になっている両親に電話がいく
- 自分の携帯に何度も上司から連絡がくる
- 離職票や源泉徴収票が発行されない
など今だけでなく、転職後にも影響が出てしまいます。
ですので「欠勤する場合には連絡する」「退職したい場合には最低でも退職代行を使う」など、何らかの解決法を試しましょう。
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仕事でのストレスが原因で退職!転職する際の3つの注意点
仕事のストレスが原因で会社を辞める際、注意しておいたほうが良いポイントがあります。
それが次の3つです。
- 有給休暇を使ってから辞める
- 在職中に転職活動をスタートする
- 辞める原因や理由をはっきりさせる
有給休暇を使ってから辞める
有給が残っている方は全て消化してから辞めるのがオススメです。
というのも転職活動はかなり力を使う作業になります。
ただでさえストレスが限界にきているのに、出勤しながら転職活動を同時に行うのはかなりの負担になるはずです。
その点、有給が使えれば収入も減ることがなく転職に力を注げます。
在職中に転職活動をスタートする
なるべくなら在職中に転職活動を始める方が良いです。
「もう限界だ」と勢いで退職してしまうと次のようなデメリットが発生する可能性もあるからです。
- 経済的に追い詰められてしまう
- 履歴書の職歴欄に空白期間ができる
確かに体調が悪い時に「仕事+転職活動」を同時行うのは難しいです。
ですのでその場合は有給を使うなどで対応し、『在職中に転職先を見つける』ことを目標にしましょう
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辞める原因や理由をはっきりとさせる
仕事を辞める場合でも、あなたのストレスの原因をはっきりさせておいた方が良いでしょう。
例え転職に成功しても、そこも同じような環境であれば同じことの繰り返しになる可能性が高いです。
それを防ぐためにも「何が原因でそうなったのか?」をきちんと分析しておくことをオススメします。
仕事のストレスで限界がくる前に対処することが大切
仕事が原因でストレスの限界に達してしまう理由は次の4つです。
- キャパを超えた仕事量
- 仕事で結果が出せていない
- 人間関係がうまくいっていない
- 労働環境も悪い
こうしたストレスは、仕事をしていれば誰でも感じるものでしょう。
しかし強いストレスを常に感じていれば、体調を崩し、うつ病などの病気の原因にもなりかねません。
そうならないためには、次のような対処法を試し、ストレスを溜めすぎない環境を作っていくしかないでしょう。
ストレスが限界にきた時の解決法
- 気分転換する
- ストレスの原因を理解しておく
- 話を聞いてもらう
- 休みをとる
- 病院で診察を受ける
- 退職・転職する