退職の悩み・疑問

セクハラ被害にあって辞めたい方へ!今の自分を守れるのは自分だけ!

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この記事がオススメな人

  • 「上司からのセクハラに悩んでいる」
  • 「どう対応すればいい?」
  • 「すぐに転職した方が良いのかな?」


「パワハラ」や「マタハラ」といった職場内でのハラスメントに悩む人は増え続けています。

その中でもセクハラは、特に女性が被害にあうケースが多く、令和元年に労働局に相談された件数は7,300件を超えているほどです。

またこのセクハラは第3者がいない空間やタイミングで起こる特徴もあり、仮に会社に訴えても”理解されずに孤立してしまう”ケースも少なくありません。

 

この記事では会社内でのセクハラについて次の内容を解説してきます。

この記事でわかること

  • セクハラに当たる可能性がある行為
  • セクハラを受けた時に取れる選択肢
  • 転職する際に注意すべき点

どんな行為がセクハラになる?

どんな行為がセクハラにあたるかを解説
セクハラに悩んでいる方が多いことは知っていても、「実際にどういった行為があたるのか?」についてはよくわからない方も多いはずです。

厚生労働省によると、セクハラには次の2つの定義が示されています。

  • 「労働者の意に反して行われる性的な言動への対応により、解雇や減給、降格など労働者が不利益を受けること」
  • 「性的な言動(行動)により労働環境に支障が生じること」

 

具体的には次のようなものがセクハラにあたる可能性があります。

セクハラの可能性がある行為

  • スリーサイズなど身体的な特徴を聞かれる・指摘される
  • 性的な冗談を言われた
  • 体を舐め回すように見られた
  • 過剰なスキンシップをされた
  • 断っているのに何度もデートや食事に誘われた
  • 必要ない連絡を何度も送られた
  • 誘いを断ったら無視されるようになった
  • 交際相手の有無などプライベートな質問をされた

 

あなたがこうしたセクハラの被害にあっていたとしたら、そのまま我慢し続けていても状況は何も変わりません。

それどころか行為がエスカレートしたり、あなたの心には強いストレスがかかり、うつ病をはじめとした精神疾患になってしまうケースも多いです。

ですので退職や転職をはじめ、すぐに何らかの対応が必要になってきます。

 

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セクハラに悩んでいるあなたが取れる7つの選択肢

セクハラに悩んでいる方が取れる選択肢を紹介
セクハラ被害にあっている方は

「すぐ会社を辞めたい」
「仕事がなくなるのは困る」
「泣き寝入りはやだ」

など様々な思いを持っているでしょう。

ここでは会社でセクハラ被害にあっている方が取れる選択肢を7つご紹介していきます。

  1. 「やめてください」と本人に伝える
  2. セクハラを受けている証拠を作る
  3. コンプライアンス窓口や人事などに相談する
  4. 上司より上の役職の人間に相談する
  5. 労働基準監督署や労働局に相談する
  6. 慰謝料請求などを希望する場合には弁護士へ相談・依頼する
  7. 退職・転職する

 
※この7つは手順ではありません。
現在のあなたの状況によって対応できるものを試してみてください。

 

選択肢1:「やめてください」と本人に伝える

被害にあっているあなたはセクハラだと感じても、加害者にとっては「セクハラをしている自覚がない」「軽い気持ちでやっている」ことも多いです。

ですので加害者に「そういう行為(言動)をやめてほしい」としっかりと伝えることは大切です。

しかし被害にあっている方が加害者に対して直接話をするのはかなり勇気もいる行動です。

  • 2人きりの空間は無理
  • 顔も見たくない
  • 何をされるか分からない

といった不安がある方はメールや手紙で伝えることも考えてみましょう。

 

選択肢2:セクハラを受けている証拠を残しておく

2人きりの空間で行われることが多いセクハラ。

その状況から、第3者に伝えても信用されないケースも少なくありません。

そのため、あなたが”セクハラを受けている証拠を残す”ことが重要になってきます。

そうしないと「俺はやってない」「ほんとにそんなことあるの?」「証拠はある?」などと言われてしまえば、あなたが嘘つき呼ばわりされる可能性もあります。

  • スマホアプリやボイスレコーダーにセクハラを受けている際の音声を記録
  • LINEやメールでのやり取りをスクショなどで残す
  • 被害の記録をノートにまとめておく
  • うつ病などで通院しているなら、診断書や通院記録も持っておく

こういったものが証拠としては一般的です。

 

選択肢3:コンプライアンス窓口や人事などに相談する

社内にあるコンプライアンス窓口や人事といった部署に相談するのも良い方法です。

その際も証拠が出せれば担当者もより深刻に相談に乗ってくれるでしょう。

ただ注意点もあり、あなたが相談したことで職場内のいじめへと発展することもあります。

その場合にはなるべく早いタイミングで会社に見切りをつけ、退職することをおすすめします。

また中小企業になってくるとこうしたコンプライアンス窓口などが設置されている会社も少ないです。

 

選択肢4:上司より上の役職の人間に相談する

  • 社内に相談できる部署がない
  • 加害者が上司
  • 上司に相談しても取り合ってもらえなかった

こうしたケースでは、さらに上の役職の人間に相談する方法もあります。

社内で噂が広まる心配を減らす意味でも【信頼できる】【口が堅い】のような条件をクリアできる人が望ましいです。

そのため、上の人間が普段は接点がないような場合ならこの方法は試さない方が良いです。

 

選択肢5:労働基準監督署や労働局に相談する

社内に相談できる部署や人が居ない場合には労働局や労働基準監督署に相談するのも良いでしょう。

こういった組織では対面や電話であなたが受けているセクハラについての相談が可能です。

相談後は組織を通して会社に対して注意喚起や指導を行ってくれます。

ただあくまでも”指導”というレベルで、「加害者を違う部署に異動する・減給や停職にする」といった部分まで踏み込むことはできません。

 

選択肢6:損害賠償請求などを希望する場合には弁護士へ相談

「セクハラ行為は許せない!」

といった加害者と戦う覚悟を持っている方は弁護士に相談し、損害賠償請求を目指す方法もあります。

この場合は『音声の録音やメール・LINEの履歴、日記』といった証拠が必須です。

ただ、訴えるためにはあなたのお金や時間、そしてかなりの労力が必要です。

セクハラのストレスで精神的に限界が来ている方の場合にはこの方法はあまりオススメできません。

 

選択肢7:退職・転職する

  • 相談してもセクハラ続く
  • 会社側は何も対応しない
  • 職場内で噂になっている

といった精神的にもう耐えられない状態なら、退職や転職するしかないでしょう。

退職する方法としては【自力での退職】【退職代行業者に依頼】のどちらかを選ぶことになります。

経済的なことを考えるなら転職先を見つけてから退職するのがベストです。

しかし”これ以上耐えられない”ような限界状態になら、なるべく早く会社を辞めるべきだと言えます。

 

オススメの転職エージェント

 

すぐに会社を辞めたいなら退職代行がベスト!!

すぐに退職したい方は退職代行サービスがおすすめなことを解説
「すぐにでも辞めたい」
「もう会社に行きたくない」

という方は退職代行サービスの利用を考えてみてください。

通常の退職では最短でも2週間〜1ヶ月後に辞めることになります。

それが退職代行であれば、一度依頼が完了すれば基本的に会社に出社することはありません。

つまり『即日退職も可能』ということです。

また代行業者の中には弁護士が行っているサービスも存在します。

弁護士なら退職代行だけでなく、損害賠償請求も可能なので必要に応じて相談してみると良いでしょう。

 

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オススメの退職代行サービス

 

セクハラが原因で転職する際の3つの注意ポイント

セクハラが原因で転職する場合の注意点を紹介
セクハラが原因で転職する方は次の3つのポイントに注意しましょう。

  1. 退職理由は会社都合退職にしてもらう
  2. 退職理由に「セクハラを受けたから」とは書かない・言わない方が良い
  3. 勤務歴が短いなら理由を伝える方が良いことも

 

転職先が決まってない方は会社都合退職にしてもらう

セクハラなどが原因で予定外の退職をする場合、会社都合退職にしてもらう方が良いでしょう。

というのも、会社都合になれば失業給付金の給付開始日や金額などが優遇されるからです。

セクハラをされている証拠が提出できれば、会社側も会社都合として認定するしかありません。

 

『セクハラの証拠が出せれば、会社側としても会社都合として認定するしかありません。』

 

退職理由に「セクハラを受けたから」とは書かない・言わない方が良い

履歴書作成や面接時に「セクハラが原因で退職した」ことを細かく説明するかは迷ってしまう方も多いでしょう。

この結論としては、”基本的には話さない・書かない方がベスト”です。

そうなると「なんで本当の理由(セクハラ)を隠さないといけないの?」と感じる方もいるはずです。

というのも一般的に転職活動では「スキルアップのため」「新しい仕事に挑戦するため」など、ポジティブな退職理由が好まれるからです。

もしあなたが採用する側だったとして、

『本当であってもネガティブな理由』
『嘘であってもポジティブな理由』

ならほとんどの方がポジティブな理由の応募者を採用するはずです。

 

勤務歴が短いなら理由を伝える方が良いことも

例外としてセクハラが原因になったことを伝えた方が良いケースも存在します。

それは『入社から勤務期間が短い状態で退職することになった』時です。

勤務期間が短いと人事担当からは「採用してもすぐに辞めてしまう」「だらしない人」といったマイナスの印象を持たれてしまいます。

しかし”やむを得ない事情があっての退職”なら担当者からも理解してもらえる可能性が高いです。

ですので

「仕事は続けたかったけど辞めることになった」
「この経験があったから〇〇の仕事に興味を持った」

などポジティブな理由を付けたせれば退職理由を伝えても問題ないでしょう。

 

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「セクハラが原因で辞めたい」と感じたら自分にとってベストな方法を選ぶ!

ハラスメントの中でも昔から社会問題になっているセクハラ。

周囲から見えない空間で行われることが多いため、理解されないケースも少なくなく、そのストレスからうつ病などを発症してしまうケースも多いです。

セクハラを受けてしまったら、【会社や専門機関に相談】【訴える】【退職や転職をする】といった選択肢を選ぶことになります。

もしそこで会社を辞める決意をしても「上司に会いたくない」「退職したいと伝えづらい」のような方は退職代行サービスを利用し、今いる環境から脱出しましょう。

 

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