退職の悩み・疑問

円満退社はほぼ無理!そもそも無理に円満退社なんて目指す必要もない!

円満退社についての記事の画像

 

この記事がオススメな人

  • 「円満退社ってどんな状況?」
  • 「円満退社なんて無理って聞いたけど」
  • 「できるなら円満に退職したい」


 

”円満退社を心がけましょう!”

転職エージェントとの会話や転職を扱ったネット記事を見ていると、こうした話題も多く出てきます。

確かにお世話になった上司や苦楽を共にしてきた同僚などから「元気でね!」「次の職場でも頑張ってね!」といった風に送り出してもらえるのは理想です。

ところが実際に転職や退職を経験したことがある人からすると、『円満退社なんて無理、、、』という声も多く聞こえてきます。

 

そこでこの記事では、円満退社について次のポイントを解説していきます。

この記事でわかること

  • 円満退社の具体的な状況
  • 円満退社するメリット
  • 円満退社が無理な理由
  • 無理に目指さなくても良い理由
  • 円満退社するためのコツ

そもそも”円満退社”とはどんな状況?

円満退社の言葉の意味や状況を説明
”円満退社”や”円満退職”という言葉は聞いたことがあるけど、「実際にはどういう状況なの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。

一般的に円満退職とは、【会社が退職を快く認めている状況】【トラブルなく労働契約が終わること】とされています。

次のようなケースが円満退職・円満退社にあてはまります。

  • 上司や同僚から笑顔で送り出される
  • あなたも会社も納得して退職できた
  • 後任への引き継ぎなどもしっかりと終わった
  • 退職しても上司や同僚に気軽に連絡できる

 

『トラブルなく退社できれば、円満退社だと思って大丈夫です』

 

円満退社のメリットとは?

円満退社が必要な理由を解説している
会社を退社する理由は人それぞれですが、基本的にはポジティブなものよりネガティブなものの方が一般的です。

ではなぜ「円満退社した方が良い!」という意見があふれているのでしょうか?

それは円満退社をすることが退職者のメリットにもなるからです。

  • 気持ちの上でもしっかりと区切りがつけられる
  • 退職日まで平穏に仕事できる
  • 今後を考えると喧嘩別れは避けたい
  • 転職先に悪い噂を流される心配もない

転職先も同じ業界の場合、仕事上で今の会社や同僚たちと関わっていく可能性も高くなります。
 

『「気持ちよく次の仕事をする!」意味でも円満退社は大切です』

 

円満退社が無理な理由6選

円満退社が無理な理由を解説している
「円満退社を目指す方が良い」という意見がある一方で、「円満退社なんて無理、、、」という経験者からのリアルな意見も目にします。

そこには辞めていく従業員の理由だけではなく、会社や職場には悪影響が出るケースなどさまざまな理由があるからです。

具体的には次の6つです。

  1. 辞める時点で円満ではない!
  2. 会社には不利益になるから
  3. 仕事が増える同僚からもよく思われない
  4. 職場全体に悪影響が出る可能性もある
  5. 状況によっては嫌がらせを受ける
  6. 退職代行ならそもそも円満は不可能

 

辞める時点で円満ではない!

会社を退社するということは、”社員が会社に対して何らかの不満を持っている”ことになります。

その時点で、ある意味『円満』という言葉には違和感を感じます(円満離婚と同じ、、、)。

特にパワハラやセクハラ、未払い賃金といった会社とのトラブルを抱えているなら円満退社はほぼ不可能です。

 

会社側にとっては不利益になるから

会社の規模に関わらず、どんな企業であっても従業員が退職すればダメージを受けます。

人材を探し採用するには人件費+広告費などで約30〜100万円ほどの費用がかかってしまいます。

さらにそこから採用した人材の教育も必要になるので時間も費用もかなり必要です。

辞める人間が優秀であればあるほど会社が受けるダメージが大きくなるので、円満退社はなかなか厳しくなってしまいます。

 

仕事が増える同僚からもよく思われない

退職者が出れば、周りの同僚の仕事は確実に増えます。

運よく後任がすぐに見つかればこの忙しさは一時的にはなりますが、同僚からすれば「迷惑だ」と思われトラブルに発展することも多いです。

  • しっかりと引き継ぎをする
  • 後任が決まってから辞める

 

『「可能な範囲で対応する」ということも頭に入れておきましょう』

 

職場全体に悪影響が出る可能性もある

会社に不満を持つ従業員が多いと、誰か一人が辞めたタイミングで「私も辞めようかな、、、」といった負の連鎖が起きることがあります。

当然会社としてはそれは避けたいので、最初の退職者に対して厳しい態度で接してきたり、「同僚には知らせる」などの警告を受けたりするケースも多いです。

円満退社を目指すなら「きっかけを作った」と思われないためにも、可能な限り会社の指示は守るようにしましょう。

 

状況によっては嫌がらせを受ける

これまでは問題ない関係にあっても、退職を伝えたことで社内でのトラブルになるケースもめずらしくありません。

例えば、、、

  • 有給取得を却下される
  • 無理な要求を出され辞めさせてくれない
  • 周りから悪口や妬みを言われる

 

『こんな状況なら円満退社は諦めましょう』

 

退職代行ならそもそも円満は不可能

「どうしても会社を辞められない」という方の増加から退職代行サービスの注目度は高くなっています。

しかしこの退職代行の利用は上司や同僚からの理解を得るのも難しくなるので円満退社はまず無理でしょう。

とは言え自分で「辞めたい」と言えない・言い出せる状況じゃない方も多いので”自力で辞められない方にとっては強い味方”と言えます。

 

オススメの退職代行サービス

 

無理に円満退社を目指さなくて良い3つの理由

円満退職に囚われなくても大丈夫なことを紹介
確かに円満退社を目指すのは理想ではありますが、そこばかりにこだわりすぎて”あなた自身にデメリットが生じる状況”は良くありません。

そこで無理に円満退社を目指さなくて良い理由を3つお話していきます。

  1. 退職に罪悪感を感じすぎる必要はない
  2. 会社側に問題がある
  3. 転職先が違う業界なら円満退社を目指さない方法もある

 

退職に罪悪感を感じる必要はない

退職を考える人の中には「罪悪感を感じてしまう、、、」人も多いです。

しかし「仕事を続けるか?」「辞めるか?」はあなたの人生での選択なので、”そもそも罪悪感を感じる必要はありません!”

またあなたが「会社に迷惑をかけてしまう」と思っていても、職場の人からすれば『その忙しさは一時的なもの』と冷静に考えてる人も意外に多いです。

円満退社を目指すのはいいことですが、罪悪感を感じすぎて辞められなくなるような状況は避けましょう!

 

オススメの記事
>>退職したければ罪悪感は捨てよう!少しでも罪悪感を和らげる6つの方法!

 

会社側に問題がある

いろんな事情から円満退社(退職)を目指せない状況にいる方もいるでしょう。

  • パワハラやセクハラなど受けている
  • 違法な就労環境にいる

こうした状況で働いているなら円満退社なんて望めません。

逆に無理に「円満に辞めよう」といった会社の都合に合わせようとしてしまえば、引き止められる可能性も出てきます。

 

『自力で辞められないのであれば、退職代行などを積極的に活用しましょう』

 

転職先が違う業界なら、あえて円満退社を目指さない方法もある

「違う業界に転職する」など、今の会社とは全く違う環境に行くようなら円満退社の必要性はかなり低くなります。

というのも円満退社を目指す理由で大きいのが、会社や上司、同僚との今後の関係です。

今後の仕事関係で支障が出ないのであれば、円満退社はそこまで重要ではありません。

 

円満退社するための5つのコツ

円満退社するための方法を紹介
無理なケースもあるとはいえ、”円満退社を目指したい”方も多いはずです。

そのためには、次のようなポイントを押さえておくと良いでしょう。

  1. 最初に伝えるのは直属の上司にする
  2. 退職理由もしっかりと伝える
  3. 退職をいつ伝えるかも重要
  4. 同僚にも悪い印象を与えない
  5. 会社からの条件をできる限り飲む

 

最初に伝える相手は直属の上司にする

退職を1番最初に伝えるのは直属の上司にしましょう。

仮にその上司とソリが合わないとしても円満退社するためには必要なことです。

人事やその上の役員に伝える方法もありますが、そうするとその上司は「面目をつぶされた」ことにもなりますし、「部下の管理ができていない」と上から注意される可能性もあります。

 

『「円満に・・・」と考えるなら上司から伝えるのは必須!』

 

退職理由もしっかりと伝える

円満退社には”上司や会社側にあなたの退職を理解してもらう”ことも大切です。

そのため「なぜ退職するのか?」という理由をしっかりと説明しましょう。

その際の注意点としては会社への愚痴や悪口は避け、「転職しないと自分の理想は実現しない」という方向性で伝えるのをオススメします。

 

退職をいつ伝えるかも重要

後任選びや引き継ぎは会社と揉めやすいポイントの一つです。

このトラブルを回避するには最低1ヶ月、長いと3ヶ月くらい前には退職を伝えましょう。

この場合も繁忙期や決算期は避け、上司とよく相談して退職日を決めるのが無難です。

 

『どうしても辞められなければ円満退社は捨て、「○月○日に辞めます」などどしっかり意思を伝えましょう。』

 

同僚にも悪い印象を与えない

辞めることになっても、同僚には会社の悪口や不満は伝えない方が良いでしょう。

「一緒に働いていた人間が辞める」というだけでも、同僚からすると思うところが色々とあるかもしれません。

そんな時に会社の悪口などを聞けば良き気持ちもしませんし、「自分はこのまま続けていいのか?」のような不安を煽ってしまう可能性も出てきます。

”自分が辞めた後のことも考える”点も円満退社には必要な要素です。

 

会社からの条件はできる限りのむ

退職時には上司だけでなく会社側が提示してきた条件に対応するのも大切です。

もちろん「退職を辞めてほしい」「後任がしっかりと仕事をこなせるようになってから」など、無理な要求まですべて飲む必要はありません。

 

『条件を飲むのは自分のできる範囲にとどめておきましょう』

 

「円満退職はあくまで理想」くらいに考えておくと良いかも

「最後まで波風立てずに円満に辞めたい」という気持ちを持っている方も多いでしょう。

しかし、次のようなことが理由で円満退社が難しいのが現状です。

  1. 辞める時点で円満ではない!
  2. 会社には不利益になるから
  3. 仕事が増える同僚からもよく思われない
  4. 職場全体に悪影響が出る可能性もある
  5. 状況によっては嫌がらせを受ける
  6. 退職代行ならそもそも円満は不可能

 

ですので無理に円満退社を目指すのではなく、『円満退社はあくまで理想』くらいの気持ちで考えつつ仕事に取り組んでいくことをオススメします!

 

 

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