この記事がオススメな人
- 「人手不足の会社を辞めたい」
- 「このまま働くリスクはあるの?」
- 「どうしても辞めたい時の対処法を知りたい」
色々な理由から「会社を辞めたくても辞められない」という状況にいる方も多いでしょう。
しかし、その原因が会社の人手不足にあるなら、それは要注意です!
というのも人手不足の会社で働き続けることはあなたにとってメリットもなく、リスクばかりだからです。
今回は人手不足の会社を辞めることについて、次のポイントを解説していきます。
この記事でわかること
- 人手不足の原因
- 人手不足の会社で働くリスク
- 辞めたいときに気をつけるべきポイント
- 退職代行を使うべき人の特徴
目次
辞めたい!会社の人手不足4つの原因
人手不足になる会社には、いくつかの共通する原因があります。
それが次の4つです。
- 会社の経営がうまくいっていない
- 無駄な仕事が多い・連携がうまくいっていない
- 労働環境に問題がある
- 社長や役員の力不足
原因1:会社の経営がうまくいっていない
人手不足の1番の原因は、会社の経営状態に余裕がないことです。
潤沢な資金があれば人材も簡単に増やせ、そもそも人手不足になることはありません。
またこの経営不振は、人員不足をさらに加速させ、業績の悪化へもつながっていくのでひどい場合には速やかな転職が必須になります。
原因2:無駄な仕事が多い・連携がうまくいっていない
無駄な作業が多かったり、社内の連携がうまく取れていなかったりすると、色々なところで余分な時間を取られてしまいます。
その結果、人は十分にいるはずなのに「なぜか仕事が間に合わずに人手不足になっている」会社も多いです。
- 作業効率の徹底
- 部署間の関係改善
といった対策を行えば徐々に改善していくことも可能なので、比較的対処しやすい問題とも言えるでしょう。
原因3:労働環境に問題がある
人材不足の原因として退職する社員が多いケースもあります。
社員が次々と辞めていく会社の特徴は次のとおりです。
- 残業が多い
- サービス残業がある
- 給料が上がらない
- 社内の人間関係が悪い など
こうした環境で好き好んで働きたいという人はいません。
そのため、すぐに転職できる優秀な人から会社を辞めていく傾向もあります。
原因4:社長や役員の力不足
現場の社員たちは人材不足を実感しているのに、それを指揮する役員や社長が全く理解していないパターンもあります。
こういった会社は全体的にコミュニケーションが足らず、現場の社員たちだけが忙しい毎日を過ごしています。
将来的に見ても、この状況が改善していくことはなかなか難しいでしょう。
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「辞めたい」人手不足の責任はあなたにはない!
”人手不足が原因で会社を辞めらない”
まず結論として、これは『あなたの責任でなく会社側の責任』です。
そのため、あなたひとりが行動してもこの問題は解決できません。
ですので、今退職するか迷っていて「同僚に迷惑をかけたくないから辞められない」という方は、ひとりで責任を感じるのは辞めた方が良いです。
1番大切なのはあなたの人生
あなたの人生は誰のものでもなく、あなた自身のものです。
キャパオーバーの状態で仕事を続けていたらいつかは体を崩してしまいます。
特に見た目でわかる怪我と違い、メンタル面の負担はうつ病などの恐ろしい病気になる可能性も隠れています。
仮に休職する状況になってしまえば、今後の人生にも大きな影響が出ることは間違いありません。
一人居なくても会社は回っていく
人手不足の会社を辞められない理由の多くは「今辞めたら迷惑になるのでは?」というものでしょう。
しかしどんなに忙しい職場でもひとり社員がいなくなっただけでは潰れることはありません。
たしかに上司から「君がいてくれて本当に助かってるよ」と言われたら、辞められなくなるのは理解できます。
ですがこんなやり取りは普通の会社でも良くあることです。
上司や会社側の言っていることは信じすぎない
人手不足の会社を辞める場合、上司から引き止められるケースが多いです。
その場合、「今は居てもらわないと困る」「辞めれば他に迷惑がかかる」といった情に訴えかける言葉から、「辞めれば訴える」といった脅し文句まで様々な言い方をされるでしょう。
ただこうした言葉に耳を傾けていたらズルズルと退職が延ばされ、永遠に辞められなくなってしまいます。
『自分の体調の変化や転職時期などをしっかりと考え、「退職するタイミングを逃さない」ことが大切です。』
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人手不足の会社で働く5つのリスク
「人手不足の職場は早く逃げた方が良い!」
社会人として働いていれば、こうした言葉を一度は聞いたことがあるはずです。
実際にこの言葉は単なる脅しではなく、人手不足の会社で働き続けることはリスクの高い行動だと言えます。
その理由が次の5つです。
- 辞めるタイミングを逃してしまう
- 仕事へのモチベーションもなくなっていく
- 新入社員が定着しない
- 精神的に追い詰められていく
- 退職の連鎖が始まれば更なる危険も
辞めるタイミングを逃してしまう
人手不足の会社は、一度タイミングを逃してしまうとなかなか退職できなくなってしまいます。
そのため「今辞めたら迷惑がかかる」と周囲のことばかり考えて行動していくのは避けた方が良いです。
今あなたにやりたい仕事やスキルアップする夢があるのなら、自分のことを最優先に考えて行動しましょう。
仕事へのモチベーションもなくなっていく
資金的に余裕のない人材不足の会社にいても給料アップは望めません。
やりがいを感じていればなんとかなりますが、それすらないようであればモチベーションを持って仕事をすることは不可能です。
”仕事にモチベーションは必要ない!”とおっしゃる方も多くいます。
ですが労働環境すら悪い過酷な状況が重なれば、いつメンタル的に限界を迎えても不思議ではないでしょう。
新入社員が定着しない
人手不足の会社では残業が多いなどの他に「教育に時間を割かない」という特徴もあるため、新人の定着率も低くなります。
そしてその影響を1番受けるのは現場で働いているあなた自身です。
苦労して獲得した新人が、いきなり今いる社員と同じ仕事量をこなすのは不可能です。
新入社員からしても十分な社員教育が受けられなければ、つらくなりすぐに辞めてしまうでしょう。
その結果、仕事は減らず忙しい日常が変わることはありません。
精神的に追い詰められていく
激務をこなす日々から心に余裕がなくなり、イライラすることも増えていきます。
そうした環境に居続ければ、うつ病などを発症してしまうリスクも上がります。
うつ病に一度でもなってしまえば、軽い症状でも回復するには何ヶ月も必要になってしまいます。
退職の連鎖が始まれば更なる危険も
先ほどもご紹介したとおり、人手不足の会社は労働環境が悪いケースも多いです。
そのため、誰か1人が辞める状況がやってくると、「自分も早いうちに辞めた方が良いかな?」と続々と退職者が発生することもあります。
万が一その波に乗り遅れてしまえば、仕事はどんどん忙しくなり辞めることすらできなくなってしまいます。
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人手不足の会社を辞めたい時に気をつけるべき5つのポイント
人手不足の会社では「引き止めを受ける」「退職の話がうやむやにされる」など、上司からの妨害も日常的に起きます。
そこで、なるべくトラブルを減らしスムーズに退職するための5つのポイントをご紹介していきます。
- 退職したい気持ちをしっかりと伝える
- 条件を満たせば円満退職もできる
- 思い切って先に転職先を決めてしまう
- 労働基準監督署に相談してみる
- どうしても辞められない時は退職代行を利用する
退職したい気持ちをしっかりと伝える
上司からの引き止めを避けるためにも、「退職の相談」ではなく「しっかりと宣言する」ことが重要です。
例えば、
A:『退職しようか迷っているのですが・・・』
B:『〇月〇日に退職させてください』
この2つを比べれば、Bの方が圧倒的にあなたの決意が固いことがわかってもらえるはずです。
またその際には退職理由もちゃんと伝えられるようにしておくのがベストです。
『「残業が多い」「給料が少ない」などの不満を伝えるのは避け、「違う環境で成長したい」などポジティブな理由を伝えると良いでしょう。』
条件を満たせば円満退職もできる
会社が嫌になって辞める場合でも、円満退職をしたい方は次の条件を満たせるようにしましょう。
- なるべく早めに退職希望を伝える(退職日の2〜3ヶ月前)
- 会社の繁忙期は避ける
- 引き継ぎもしっかりと行う
この3つの条件をすべて達成するのは少しハードルが高いかもしれません。
ですが、円満に辞めたいなら可能な限り達成することを目標にしてください。
思い切って転職先を決めてしまう
退職を伝える前に転職先を決めてしまうのも一つの方法です。
「辞めたら迷惑になるかも」ということは、人手不足の会社で働いていれば誰でも考えてしまうものです。
しかし『転職先が決まっている』
このゴールがあれば、そうした罪悪感も和らげられ新しい一歩を踏み出すきっかけになります。
『上司に伝える際も「もう転職先が決まっているので・・・」となれば、引き止められる可能性を低くできます。』
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>>退職したければ罪悪感は捨てよう!少しでも罪悪感を和らげる6つの方法!
労働基準監督署に相談してみる
「退職したい」と伝えても辞められない場合には、労働基準監督署(労基署)に相談するのも良い手です。
労基署が指導勧告をしてくれれば、会社側が過ちを認め無事に退職できる可能性もあります。
ただ注意点として、労基署が行えるのは会社への確認程度で法的な力は持っていません。
実際に退職が完了するまではいつも通りの出勤が必須なので、社内での立場が悪くなることはあります。
どうしても辞められない時は退職代行を利用する
約3万円ほどの費用が支払える方は退職代行サービスに依頼するのもオススメです。
この退職代行サービスは、あなたに代わって専門の業者が退職の意思を伝えてくれるサービスです。
早いケースだと、「依頼した数時間後には退職手続きが完了している」ということもめずらしくありません。
運営する業者には弁護士・労働組合・民間の3パターンがあり、【安全性と確実性なら弁護士】【費用を抑えたい方は労働組合】を選びましょう。
※退職代行を依頼した方が良い人については次の章でもお話していきます。
オススメの退職代行サービス
- 『経験と実績のある弁護士が実行する』
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退職代行を使うべき人の3つの特徴
「なかなか辞められない」
「数万円くらいの費用なら出せる」
こうした方は退職代行サービスを利用して辞めてみるのも一つの方法です。
ここからは、そんな退職代行を利用すべき人の特徴を3つご紹介していきます。
- 上司からハラスメントの被害を受けている
- 「辞めたい」と言ってもはぐらかされる
- 脅しなどの退職拒否をされた
ハラスメントなどの被害を受けている
パワハラやセクハラ、いじめなどの被害を受けている方は退職代行を依頼すべき人です。
一般的に退職を伝える相手は直属の上司です。
しかしこうしたハラスメントはその上司から受けること多く、「直接伝えるのが難しい」ケースもめずらしくありません。
その点、退職代行であればあなたに代わってプロの業者から伝えてくれるので『出社する』『直接顔を合わせる』必要もありません。
『退職代行であれば、あなたに代わってプロの業者から伝えてくれるので「出社する」「上司と直接顔を合わせる」などの心配も必要ありません。』
「辞めたい」と言ってもはぐらかされる
何回も辞めたいと伝えても、「今は待ってほしい」「今年は辞めないでほしい」などど話をはぐらかされることもあります。
ここで『お世話になっている会社だし』といった感情を持つの危険です。
下手をするとそのまま渋られて、いつまで経っても辞められなくなってしまいます。
この場合も代行業者からの連絡であれば、普通の会社ならすんなりと承諾してくれるはずです。
脅しなどの退職拒否をされた
ブラック企業などの場合、「辞めたら訴えるぞ!」といった脅しをかけて退職できないようにするケースがあります。
こうなってしまうと、法律上は辞めることが可能でもあなた1人で解決するのはなかなか難しいでしょう。
ですが弁護士や労働組合のような代行業者であれば、スムーズに辞められるよう会社側と交渉を行ってくれます。
オススメの退職代行サービス
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人手不足の会社はすぐに辞めるのが吉!
人手不足の会社に勤め続けることは次のようなリスクが伴います。
- 辞めるタイミングを逃してしまう
- 仕事へのモチベーションもなくなっていく
- 新入社員が定着しない
- 精神的に追い詰められていく
- 退職の連鎖が始まれば更なる危険も・・・
「周りに迷惑をかけたくない」という責任感のある気持ちは理解できますが、これは退職する方なら誰でも考える内容です。
人手不足の会社の場合、そのまま働き続けていても今の労働環境が改善することはありません。
あなたの体や心が限界になる前に退職し、より良い未来のために一歩踏み出しましょう。