この記事がオススメな人
- 「毎日残業があるけどこれって変?」
- 「残業ばかりだけどリスクがある?」
- 「毎日の残業を減らしたい」
会社で働く以上、残業に対応するのは普通のことです。
ところが繁忙期などの特別な期間を除いて、毎日残業があるようなら「この会社はおかしいかな?」と疑問を持った方が良いかもしれません。
確かに残業代がしっかりと払われていれば「別に不満はない」という方もいるでしょう。
しかし、残業が日常化する環境にいることはリスクになることもあります。
そこでこの記事では、毎日残業がある会社について次の内容を解説していきます。
この記事でわかること
- 毎日残業がある会社がおかしい理由
- 毎日残業がある会社の特徴
- 毎日残業がある環境にいるリスク
- 残業を減らすためにあなたができること
目次
残業が毎日ある会社はおかしい!
まず結論からお話してしまいますが、”毎日残業がある会社はおかしい”と言えます。
その理由としては次の2つです。
- 法定時間を超えているなら違法
- 会社の将来も危うい
法定時間を超えているなら違法
2019年の労働基準法の改正で、「時間外労働は原則、月45時間まで」と決まりました。
1ヶ月のうち平均で1日2時間以上残業があるようなら、その会社は法律違反をしている可能性も高くなります。
ただし、年6ヶ月間までは月80時間までの残業が許されているのでグレーな部分に引っかかっている会社も多いのが現状です。
『残業が法定時間を超えているようなら場合、サービス残業をさせられるケースもあるので注意が必要です。』
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会社の将来性も危うい
残業が多い会社は、そうでない会社に比べ人件費を多く払っていることになります。
しかも、この残業代は通常の賃金より高めに設定されています。
つまりそういった会社は
- 残業しないと会社が続けられない
- 人件費がかさんでいくことを理解していない
など「何かしらの問題を抱えている」という予想もできます。
また残業が多いと社員の離職率も上がるので、そういった面でも会社の将来に大きな心配が残ります。
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毎日残業が発生する会社の特徴5選
業種や規模は違っても、残業が毎日発生する会社には特徴があります。
それが次の5つです。
- 常に人手不足になっている
- 必要ない仕事が多い
- 「残業=頑張っている」になっている
- 上司・先輩が帰らない
- 社内が残業前提で動いている
常に人手不足になっている
残業が多い会社の特徴としてよくあるのが、常に人手不足になっているケースです。
1年中人が足りない場合には次のような理由が考えられます。
- 残業が多いので新人が入ってもすぐに辞める
- 新しい人材を募集していない
- 募集しても応募がない
繁忙期など、一定の期間だけ残業が多くなる企業はめずらしくありません。
『日常的に残業が多いなら社員の定着率も低くなり、人手不足が解消するのも難しいです。』
必要ない仕事が多い
毎日残業になる会社は、従業員一人ひとりに不要な業務を割り振り過ぎていることがあります。
- 自分が発言しない無駄な会議への出席
- 使う目的がない資料作成
- 参加するだけの朝礼
- 誰も確認しない週報や月報の作成
- 慣習だけでやっている行事の準備
こうした、時間ばかり使ってしまう業務の積み重ねで仕事が増え、結果として毎日の残業が発生しています。
「残業=頑張っている」になっている
残業することが社内での評価につながっていると、毎日の残業を増やす原因になります。
「残業する方が得」という方向に社内の意識が向いていると無駄な業務も増えるだけでなく、ダラダラする社員を生み出すことになるでしょう。
『「その仕事でどんな結果を出したか?」に重点を置くことで自然と無駄な残業は減っていきます。』
上司・先輩が帰らない
上下関係が厳しい会社によくあるのが「上司や先輩が帰らないから先に帰りづらい」というものです。
入ったばかりの社員が、会社の主力となっている上司や先輩社員より仕事量が少ないのは当たり前です。
そのため仕事が終わっているのに『空気を読め』『俺たちの時代は先に帰らなかった』などと言われれしまえば、新人は絶対に帰れなくなります。
社内が残業前提で動いている
毎日残業がある場合、社内の全員が残業ありきで働いているケースもあります。
そういった会社はおそらく基本給が他の会社より低く、残業代が出ないと暮らしていけない状況になっているでしょう。
日中はダラダラと仕事していたり、必要ない業務が多いなど、そういった会社に居続けることはあなたへのリスクにもなってしまいます。
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おかしくなる?毎日残業する4つのリスク
毎日残業がある会社で働くことはあなたにとってリスクがあります。
それが次の4つです。
- 大切なプライベートな時間を奪われる
- ストレスも溜まる一方
- 睡眠時間が減れば体調にも悪影響が出る
- 結果、仕事にも影響が出る
「毎日1時間くらいだから大丈夫」と思っている方も、その影響がじわじわとやってくる可能性があるのでぜひご覧ください。
大切なプライベートな時間を奪われる
会社で毎日残業が発生するなら、帰宅後の自宅でのプライベートな時間が奪われていきます。
- 自分の趣味や勉強
- 副業
- 子育て
- 家族との時間
例えば『1日2時間の残業なら週に10時間』、『ひと月なら80時間』もあなたの大切な時間がなくなっていく計算になります。
『「家族と過ごす時間が失われている」と考えれば、残業のリスクもわかっていただけるでしょう。』
ストレスも溜まる一方
仕事漬けの日々ではストレスも溜まる一方になってしまいます。
社内の人間関係や顧客とのやり取り、厳しいノルマなど、仕事をしていればストレスを感じる場面ばかりです。
定時退社ですらストレスを溜め込むことも多いのに毎日残業があるようならうつ病などへのリスクも上がっていきます。
また社員全員がこうした環境にいれば、ピリピリした空気が漂い、人間関係も悪くなります。
睡眠時間が減れば体調にも悪影響が出る
残業で帰るのが遅くなれば、寝始めるのも遅くなり睡眠不足の原因になります。
洗濯や食事、風呂などは帰宅後に行うことが多いはずです。
そうなると自宅についても2、3時間は寝れずに深夜に就寝という流れになっていくでしょう。
『睡眠時間が減り、質も落ちれば健康に不安が出てくるのは当然です。』
結果、仕事にも影響が出る
「プライベートな時間が減り仕事へのモチベーションが下がる」
「ストレスも溜まっていく」
「寝不足が続く」
こういった状態を続けていれば、結果として仕事でのミスも増え、あなたのパフォーマンスは落ちていきます。
そうなってから『業務を効率化してスピードを上げていきたい』と感じても、なかなか気持ちもついてこないでしょう。
これを回避するためにも、早い段階で対策をしていくことが大切になります。
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毎日の残業を減らすためにあなたにできること5選
今の会社の状況におかしいと感じ、「少しでも毎日の残業を減らしたい」という方は次のような対処法を試してみてください。
- 空気を読むことを辞める
- 仕事の効率化を図る
- 上司や先輩に相談する
- 残業がない部署に異動する
- 諦めて退職や転職して脱出する
空気を読むことを辞める
”上司や先輩が残っているから帰れない”
この悩みを抱えている方は少しずつ退社時間を早くしていく方法があります。
自分の仕事が終われば帰っていいのは誰でも頭では理解していると思いますが、実際はなかなかそう出来ないことも多いです。
『普段は1時間ほど残業しているなら「50分に減らす」「45分にしてみる」など徐々に減らしていくのがポイントです。』
仕事の効率化を図る
残業を減らすには効率的に仕事をこなすことも大切です。
ですので、まずはあなた一人で行える範囲で仕事の進め方を見直してみましょう。
- その日やることをタスク管理して把握
- 優先順位もつける
- 1つの作業に集中できるようマルチタスクは避ける
- メールなど外部との連絡を確認する時間を決める
『残業をいきなりゼロにするのは難しいかもしれません。
ですが仕事の進め方などを見直せば必要ない仕事が見えてくるはずです。』
上司や先輩に相談する
どうしても毎日の残業が苦しいようなら、直属の上司や先輩に「少し仕事を減らしもらえますか?」と素直に相談するのも良い方法です。
上司や先輩からしたら、あなたが毎日の残業に苦しんでいることを知らない可能性もあります。
ですので、今の状況をしっかりと相談することで仕事を減らしてもらえることは多いです。
ただし、相談した時に『甘いことを言うな』『なんとかしろ!』などの意味不明なことを言われるのであれば転職を考える方が良いでしょう。
残業がない部署に異動する
社内に残業が少ない部署があるようなら、部署異動することも考えてみましょう。
今の仕事を気に入っている場合には迷う方もいるかもしれませんが、先ほどもご紹介したとおり毎日の残業はリスクも多いです。
「いきなり転職するのはな、、、」
という方であれば、一度上司と話し合ってみるのをオススメします。
諦めて退職や転職して脱出する
”この会社は毎日の残業がなくなることはない”
と判断できるようなら、思い切って退職して新しい環境で再スタートするのも良い方法です。
会社の雰囲気や古い体質は、あなた一人がどんなに頑張っても変えられないこともあります。
『体調を崩してしまう前・無駄な時間を過ごし続ける前に、限界だと感じたら早めに行動できるようにしましょう。』
オススメの記事
>>退職時期のおすすめは?あなたに合った辞め時を一緒に見つけよう!
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今すぐ残業の毎日から抜け出すなら退職代行へ!
「今すぐに毎日残業がある会社から抜け出したい」という方は退職代行サービスを使うことも考えてください。
退職代行であれば、依頼さえしてしまえば会社に出社することなく即日退職も可能です。
また弁護士や労働組合が運営するサービスなら、未払い賃金の回収も任せられるケースもあります。
オススメの退職代行サービス
- 『経験と実績のある弁護士が実行する』
【弁護士法人みやび】>>みやびに無料相談する
- 『15,000人以上の退職に関わってきた』
【退職代行SARABA】>>SARABAに無料相談する - 『業界最安値に挑戦中の労働組合が運営する』
【退職代行ネルサポ】>>ネルサポに無料相談する
「毎日残業するのはおかしい!」と気付くことが大切
繁忙期などでだけでなく、毎日残業がある会社はおかしいと感じた方が良いです。
というのも、そんな会社で働くのメリットもほとんどなく、あるのは4つデメリットばかりだからです。
- 大切なプライベートな時間を奪われる
- ストレスも溜まる一方
- 睡眠時間が減れば体調にも悪影響が出る
- 結果、仕事にも影響が出る
残業を減らすには「仕事のやり方をより効率的にする」など改善できる部分はあるでしょう。
しかし会社の体質や雰囲気といったものはあなた一人でどうにかできる問題ではありません。
ですので「会社が変化しないだろう」「前から転職を考えていた」という方は、良いタイミングだと思って転職することをオススメします!