この記事がオススメな人
- 「退職代行を使うと転職で不利になるのは本当?」
- 「自分でできる対策を知りたい」
- 「どんな業者に依頼すべきか教えて」
転職することが当たり前になりつつある中で、退職の際のトラブルを避けるため退職代行サービスの利用を考えている方も増えています。
しかしネット上を見ていると、”退職代行を使うと転職で不利になる”といった記事を目にした方もいるのではないでしょうか。
良い会社に転職するためにサービスを使おうと考えている人からすれば、この話は不安にしかなりません。
ですが結論から申し上げると、『退職代行を使っても転職で不利になる可能性は低い』と言えます。
この記事では退職代行の利用が転職で不利になるのかについて、次のポイントを解説していきます。
この記事でわかること
- 転職で不利にならない理由
- 不利にならない方法
- 退職代行の基本的な流れ
- 目的別のオススメ業種の紹介
目次
退職代行を使っても転職で不利にならない3つの理由
冒頭でも申し上げたとおり、退職代行を利用しても転職で不利になることないでしょう。
その理由には次の3つが挙げられます。
- そもそも転職先に知られる可能性が低い
- 退職理由の方が大切
- 仮に知られていても理由を伝えれば理解されることも多い
そもそも転職先に知られる可能性が低い
退職代行で辞めたことは、そもそも転職先が知る可能性はかなり低いです。
というのも”退職代行の利用は個人情報”になるため、代行業者から漏れることはありません。
履歴書や職務経歴書にも一身上の都合などの退職理由を書くだけです。
さらに以前はあった前職調査も、個人情報保護法によって禁止となっています(応募書本人の同意があれば可)。
『個人情報の扱いに厳しくなっている現在では、「退職代行を利用したことがバレる可能性は低い」と考えて大丈夫でしょう。』
退職理由の方が大切
退職代行サービスの利用自体を気にしない会社も多いです。
パワハラやサービス残業など過酷な労働環境の現実を理解している企業なら「退職代行を使うしかない時もある」ことをしっかりと知っています。
ですからこうした会社が気になることは、【退職した方法】<【退職した理由】に重点をおいています。
ご自身が「どういう原因や思いで退職したか」についてまとめておき、面接でしっかりと答えられるようにしておきましょう。
『「スキルアップのため」など前向きな理由を答え、前職の不満や悪口は避けるのがベスト!』
仮に知られていても理由を伝えれば理解されることも多い!
狭い業界内での転職や転職先に知人がいる場合は、退職代行を利用したことを知られている可能性はあります。
その際には変な嘘はつかずに利用したことを認めましょう。
退職代行は合法的なサービスですし、きちんとした理由がありしっかりと伝えれば面接官も理解してくれます。
仮に面接官から厳しい言葉や態度を表してくるようなら、その会社も前職のような問題を抱えている企業なのかもしれません。
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>>退職代行を使っても親や転職先にはバレない?業者の対応や社会的に基本バレない!
退職代行を使っても転職で不利にならないための4つの方法
退職代行を使っても転職で不利にならためにはちょっとした注意点や工夫も必要です。
それが次の4つです。
- SNSの内容には注意
- 言動にも注意
- 信頼性の高い業者へ依頼
- 転職活動も同時に進める
SNSの内容には注意
退職代行を利用したことをSNS内では発信しない方が良いでしょう。
前職調査は行わない代わりに、Twitterなどの応募者のSNSを確認することはあります。
こうしたSNSは仕事や社会への考え方から趣味、交友関係まで確認できるため、「選考の一部」として取り入れる会社も増えています。
『普段の投稿から職場の愚痴や悪口などは避けておいた方が良いでしょう。』
言動にも注意
友人や家族、親しい友人にも退職代行の利用は黙っておいた方がベストです。
特に同じ業界に転職を考えている方は友人や取引先などを経由して転職先に知られることが予想できます。
しっかりとした利用理由があったとしても、なるべくなら退職代行を使ったことは知られない方が良いでしょう。
信頼性の高い業者へ依頼
現在、退職代行を運営する業者は50社以上も存在しています。
その中には当然、違法行為や詐欺行為を行う信頼できないサービスもあります。
そういった会社に依頼してしまうと、個人情報の管理がずさんなケースもあるため、サービスを利用する際には経験や実績のある信頼できる業者を選ぶことも大切です。
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>>後悔したくない!!気になる退職代行サービスの選び方と注意点とは?
転職活動も同時に進める
退職代行の利用する場合には、あらかじめ転職活動をスタートしておくのがおすすめです。
「すぐに辞めたい」方の希望を反映して退職代行では即日退職にも対応しています。
しかし退職希望日をしっかりと決めておかなかったために「早く退職しすぎてしまった」という場合もめずらしくありません。
そうなると転職活動が思うようにいかないと空白期間が生まれてしまったり、焦りからブラック企業に入社してしまうことにもなりかねません。
ですので退職代行を利用する際には【退職希望日をしっかりと決めておく】【転職活動もスタートしておく】、この2つに注意しましょう。
代行業者の中には転職サポートを行っている企業もあります。
オススメの転職エージェント
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退職代行サービスの基本的な利用の流れ
依頼する業者によってサービスの範囲は若干異なりますが、利用手順はほとんど同じです。
退職代行の基本的な流れ
- LINEやメールで相談
- 申し込み、料金の支払い
- 代行業者と打ち合わせ
- 代行業者が会社へ退職の連絡
- 退職届を提出
- 退職が完了
目的別のおすすめの退職代行サービス
退職代行の運営は民間・労働組合・弁護士事務所の3タイプのどれかが行っています。
「依頼者の退職の意思を代わりに伝えてくれる」という点では、どのタイプが行っても合法です。
しかし、業務によっては非弁行為(法律違反)にあたるものがあるので、下記の表を業者選びの参考にしてみてください。
×の業務を対象の退職業者を行うの違法です。
民間 | 労働組合 | 弁護士 | |
退職代行 | ○ | ○ | ○ |
離職票送付の交渉 | × | ○ | ○ |
未払い給与の請求 | × | ○ | ○ |
有休消化の交渉 | × | ○ | ○ |
退職金の交渉 | × | ○ | ○ |
退職届の作成 | × | × | ○ |
損害賠償請求 | × | × | ○ |
退職代行の業態の違いについては下の記事でもご紹介しています。
【安全・確実な退職なら弁護士へ】
>>弁護士の退職代行を利用するメリットとデメリットは?気になる弁護士の選びも合わせて解説!
【法律問題がないなら労働組合へ】
>>労働組合の退職代行を利用するメリット・デメリット、気になるサービスの選び方を解説!
退職代行を利用しても転職で不利にならない!
退職代行を利用しても転職で不利になることはないでしょう。
仮に知られたとしても、しっかりとした理由や原因があれば転職先も理解してくれます。
ですので「退職が言えない環境にいる」「退職希望を拒否された」といった環境にいる方は退職代行を使って会社を辞めることをおすすめします。