この記事がオススメな人
- 「ハローワークにはまともな求人がないって本当?」
- 「ハロワの求人がよくない理由は?」
- 「ハロワを使いたい人はどうすればいいか知りたい」
求人サイトや転職エージェント、企業への直接応募など、転職や就職するにはいくつかの方法があります。
その中でも、”700万件という膨大な数の求人を扱っているのがハローワーク”です!
しかしこのハローワークをめぐっては「魅力的な求人がない」「ブラック企業を紹介された」「仕事内容が実際と違う」などということも問題になっています。
この記事ではハローワークにまともな求人がないことについて、次の内容を解説していきます。
この記事でわかること
- ハローワークの簡単な説明
- ハローワークにまともな求人がない理由
- ハローワークでまともな求人を探すコツ
そもそもハローワークとは?
ハローワークの正式名称は公共職業安定所と言い、全国に約550ヶ所ほど設置されています。
「ハロワ」といった名称で呼ばれることも多いです。
主な業務としては
- 求人紹介
- 職業相談
- 面接対策
- 職業訓練校の受付
- 失業給付受給の受付
場所によっては転職セミナーを開いているところも存在します。
利用するメリット・デメリットをまとめると次のようなものです。
メリット | ・相談や面接対策など、ひとりでの転職、就職より安心できる ・地域の企業やお店が多く、勤務範囲が絞れる |
デメリット | ・公的機関なので平日でも17:30までしか利用できない ・場所によって職員のレベルにかなりの違いがある ・求人をめぐるトラブルも多い |
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ハローワークにまともな求人がない7つの理由!
ハローワークの求人全てが質が悪い訳ではありません。
ただ一度でも利用したことがあれば『ハローワークにはまともな求人がない』と実感することになります。
その原因が次の7つです。
- 無料で求人掲載できるから
- ハローワーク側が求人情報をしっかりとチェックしていない
- 良い求人はすぐに募集が終わる
- 企業側もハローワーク経由の応募者に期待していない
- ハローワークで働く職員もレベルが低いことが多い
- そもそもハローワークに掲載しようとする人事もヤバイ
- 写真や動画がない(あっても少ない)からミスマッチも多い
無料で求人掲載でき、助成金ももらえる!
企業がハローワークに求人を出すのは無料のため、相手がどんな企業であっても基本的にハロワからすれば「来る者は拒まず」状態です。
また、ハロワ経由で採用につながれば助成金を受け取れるため、企業側には旨味が多いです。
▼企業側が求人サイトに支払う費用
求人媒体 | 掲載費用 |
ハローワーク | 無料 |
転職サイト | 1ヶ月約10~100万円ほど。 |
転職エージェント | 採用できたら、その人材の年収の20〜30%ほど。 |
掲載費用が無料ということは
- 退職者がよく出て常に募集をかける企業
- 一般的な求人サイトには掲載できないブラック企業
- とりあえず募集を出す企業
- 自治体やハローワークとの付き合いだけで出す企業
『さまざまな企業が求人を出すので、利用者からみれば”求人の質は悪くなっていく一方”だと感じてしまいます。』
ハローワーク側が求人情報をしっかりとチェックしていない
ハローワークには虚偽の求人もかなりの数存在します。
その結果「仕事内容が違った」「書かれていた給料より○万円も低かった」などのトラブルにあう方も少なくありません。
もちろん掲載する際にハロワ担当職員による校正が入りますが、基本的には企業側の自己申告になるので細かい部分までは確認されません。
このあたりも「掲載に費用がかかる一般的な求人サイトとの違い」と言えるでしょう。
良い求人はすぐに募集が終わる
ハローワークには膨大な数の求人があります。
その中で「本気で新しい人を迎えたい」といった意欲のある企業の求人はすぐに人が決まってしまいます。
そうなると残るのは『ブラック企業』や『実際に採用する気のない企業』ばかりになり、求人の質は自然と落ちていきます。
『ハロワの求人の特徴としては「良い求人は早めに募集が終わり、悪い求人が目立つ」という状況もあります。』
企業側もハローワークに期待していない
企業側がハロワのデメリットを理解していて、ハロワ経由でやってくる応募者に期待していないことも原因の一つです。
ハロワから応募してくる求職者の特徴として次のような方がいます。
- ネットを使わない(使えない)中高年
- 求人の探し方がわからない若者
- 一般の求人サイトで仕事が見つからない方
今は誰でもスマホを持つ時代で、オフィスワークをはじめほとんどの仕事はPCなしでは始まりません。
企業側もそうしたハロワ求職者の現実を知っていれば、力を入れて採用する気にはならないでしょう。
ハロワで働く職員もレベルが低いことが多い
公的機関であるハローワーク。
ですが相談員として働く職員の中に公務員は少なく、約7割は非正規雇用の方達(日給や時給も他のバイトとほぼ同じ)です(ハローワーク職員の仕事内容や年収は?実は非正規が大半!より)。
- 民間企業で働いた経験がない
- 転職支援のノウハウがない
- ブラック企業などの求人を見極める能力がない
こうした方達が多ければ、”ハロワは転職・就職のプロが対応してくれる”という求職者のイメージからは程遠い結果になっても仕方がありません。
そもそも掲載する人事もヤバイかも?
「良い人材が集まりにくいハローワークをわざわざ使っている」時点でその企業の人事にも疑問が出てきます。
先ほども言ったとおり、ハロワで仕事を探す方の中にはパソコンやネットを使いこなせない方も多くいます。
募集する仕事によって求める人材もかなり違ってくるとはいえ、必要な人材が集まりにくいところにわざわざ力を使う人事もかなりヤバイと思われても不思議ではありません。
ハロワは求人情報が探しにくい
ハローワークの求人システムは「検索しづらい」「使いづらい」「会社をイメージしにくい」ことでも有名です。
- 検索システムが使いづらい
- 求人は文字ばかりで写真が少ない
- 動画がある求人は存在しない
例えまともな求人がたくさんあったとしても、求職者の目につかないなら意味がありません。
さらに『ハロワは仕事が探しづらい』といったイメージが強くなれば、一般の求人サイトを使える人は利用しなくなり、この負のスパイラルはよりひどくなります。
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ハローワークでまともな求人を探す5つのコツ!
「まともな求人が少ない」としてもハローワークで求人を探したい方もいるでしょう。
最後にそうした方向けに”ハローワークでまともな求人を探す5つのコツ”をご紹介します。
- 新しい求人から探す
- 地元企業がお店を探す
- 仕事内容や給料がしっかりと書かれている求人はまともなことも多い
- トライアル雇用をやっている会社もオススメ
- 職業訓練校からの就職を目指すのもアリ
新しい求人から探す
ハローワークで良い求人を探したいときは、最新の求人から見ていくのがオススメです。
先ほども言ったとおり、本気で求人募集している企業は早めに人材を見つけ掲載を終了していきます。
ですので残っている古い求人は次のようなものが多くなります。
- 退職者が多く常に人を募集している
- 人と入れる気はなく募集だけでしている
『ブラック企業の可能性もゼロではありませんが「常に募集している企業より採用する気持ちが強い」と言えます。』
地元企業やお店を探す
地域密着のような地元企業やお店も人によっては良い求人になります。
というのもこうした企業は「人事がネットをあまり使わないベテラン社員」「地元の人を雇いたい」といった考えから大手の求人サイトを避け、ハローワークに掲載していることがあるからです。
自宅の近くあったり、自分の知っている・興味があるような会社なら一度応募してみるのも良いでしょう。
募集内容がしっかりしている求人はまともなことも多い
仕事内容や給料がきちんと書かれている企業は本気で募集をかけている可能性が高いです。
他の求人サイトと違い、ハロワの求人には大雑把なものも多く見かけます。
- 最低限の仕事内容しか書かれていない
- 給与も「20~30万円(経験による)」など、幅が広い
こうした会社は『うちには〇〇のような人に来てほしい』という具体的な思いや考えがありません。
逆を言えば、仕事内容や給料がしっかりと書かれているなら「〇〇の人を求めています!」という会社の本気度が感じられることになります。
『仕事内容や給料がしっかりと書かれている場合は、入社した後のミスマッチも減らすことができます。』
トライアル雇用をやっている会社
3ヶ月の試用期間の付いた「トライアル雇用」を実施している企業もハロワでオススメできる求人です。
このシステムには「求職者」と「企業」どちらにとってもメリットがあります。
メリット | |
求職者側 | ・経験不足でも採用される可能性がある ・合わない会社だった場合、通常の正社員より辞めるハードルも低い |
企業側 | ・試用期間がある方が応募者のことをより理解できる ・国から助成金が出る |
『「ハロワの求人に不安がある」という方は、まずはトライアル雇用の求人で採用後に社内の様子を見る選択肢もアリです。』
職業訓練校からの就職を目指すのもアリ
やりたい仕事が決まっている方は一度職業訓練校に入り就職を目指すのも良い方法です。
職業訓練校ではスキルや知識を身につけられるだけでなく、ハロワでは扱っていない「校求人」と言われる求人にも挑戦できます。
ただこの訓練校にも次のような注意点があります。
- 試験に合格しないと受講できない
- 卒業するにはある程度の期間がかかる
- 失業給付を受けている方はアルバイトなどの時間が制限される
- 受講する科目によっては古い情報を教えられる
特にプログラミングやWebデザイナーなど、IT関係の科目は講師が現役で活躍していない可能性も高いです。
その場合には訓練校で学びつつ、ネットなどで最新の情報を入れておくことをオススメします!
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まともな求人を探すならハローワーク以外がオススメ!
ハローワークにまともな求人が集まらないのは次の理由からです。
- 無料で求人掲載できるから
- ハローワーク側が求人情報をしっかりとチェックしていない
- 良い求人はすぐに募集が終わる
- 企業側もハローワーク経由の応募者に期待していない
- ハローワークで働く職員もレベルが低いことが多い
- そもそもハローワークに掲載しようとする人事もヤバイ
- 写真や動画がない(あっても少ない)からミスマッチも多い
こうした事情をみる限り、『ハローワークはまともな求人がない』という現状が今すぐに改善することはまずありません。
ですので特別な理由がない限りハローワークで求人を探すのは止めて、一般的な求人サイトを利用する方があなたの時間をより有意義に使うことにつながるでしょう!